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国連人権高等弁務官、ベラルーシ当局のデモ弾圧を批判

8月12日、バチェレ国連人権高等弁務官(写真)は、9日のベラルーシ大統領選でルカシェンコ大統領が勝利を宣言した後、平和裏に抗議運動を展開していた人々に対し、当局が暴力を使用したとして非難声明を発表した。写真はジュネーブで6月撮影(2020年 ロイター/Denis Balibouse)
[ジュネーブ 12日 ロイター] - バチェレ国連人権高等弁務官は12日、9日のベラルーシ大統領選でルカシェンコ大統領が勝利を宣言した後、平和裏に抗議運動を展開していた人々に対し、当局が暴力を使用したとして非難声明を発表した。
弁務官は声明で、警察がゴム弾や高圧放水砲、閃光弾を使用するなど過剰な武力を行使したと報告されていると指摘。「過去3日間に6000人以上が拘束されていることが報告から分かっている。その中には見物人や未成年者も含まれており、国際人権基準に明らかに違反する大量拘束の傾向が示唆されている」とした。
また、さらに憂慮されるのは、拘束時および拘束後の虐待とし、違法に拘束された人々の解放と、虐待に対する捜査を求めた。