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カナダ、米国産アルミに報復関税 9月16日までに発動
カナダのフリーランド副首相は7日、米国から輸入するアルミに対する36億カナダドル(27億米ドル)の報復関税を9月16日までに発動すると発表した。写真は3月23日、オタワで会見するフリーランド副首相(2020年 ロイター/Blair Gable/File Photo)
[オタワ 7日 ロイター] - カナダのフリーランド副首相は7日、米国から輸入するアルミに対する36億カナダドル(27億米ドル)の報復関税を9月16日までに発動すると発表した。
トランプ米大統領は6日、カナダから輸入するアルミの一部に10%の追加関税を発動すると表明。カナダからの輸入急増を受けて、国内アルミ産業を保護するための措置だと説明した。
フリーランド副首相は記者会見で、「貿易戦争で双方の経済が阻害される。しかし、米政権はこうした道を選んだ」とし、「カナダは事態をエスカレートさせないが、後退もしない」と述べた。
カナダが報復関税の対象とする可能性がある品目は、アルミ棒やアルミ板のほか、冷蔵庫、洗濯機、自転車など。
ただ、カナダ政府はトランプ大統領が表明した追加関税措置は短命に終わる可能性があるとみている可能性がある。首相府の説明を受けた関係筋によると、カナダ政府当局者はトランプ氏が11月3日の米大統領選挙で再選される公算は小さいとの見方を示している。