ニュース速報

ワールド

渡航制限解除に徹底的リスク評価と段階的実施求める=WHO

2020年07月31日(金)09時44分

 7月30日、世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた各国の海外渡航制限について、解除する場合は徹底したリスク評価に基づいて段階的に実施する必要があるとし、急を要する渡航を優先しなければならないとの見解を示した。写真はフランクフルトの空港で6月撮影(2020年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[30日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は30日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた各国の海外渡航制限について、解除する場合は徹底したリスク評価に基づいて段階的に実施する必要があるとし、急を要する渡航を優先しなければならないとの見解を示した。

WHOは最新の渡航情報で、各国は海外渡航を再開する前にそれぞれリスク分析を行い、優先度を判断する必要があると指摘。

緊急事態や人道的行為、必須任務に当たる人員の移動、帰国といった必須の渡航を優先すべきだとした。

また、渡航再開に当たっては国内の疫学的状況や感染の傾向、導入済みの医療・社会的措置を考慮しなければならないと強調。入国者全員に隔離を実施する場合は、リスク評価や国内の状況精査に基づいて行わなければならないとした。

その上で、海外渡航に伴う感染の流入や流出の可能性を考慮する際に「ゼロリスク」ということはあり得ないと指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

24年平均気温、産業革命以前から初の1.5度超上昇

ワールド

米、対ロシア制裁を大幅強化 エネルギー部門標的

ワールド

グリーンランド独立希望尊重を、トランプ氏とは話して

ビジネス

米シティ、25年も世界的株高継続と予想 1株当たり
MAGAZINE
特集:中国の宇宙軍拡
特集:中国の宇宙軍拡
2025年1月14日号(1/ 7発売)

軍事・民間で宇宙覇権を狙う習近平政権。その静かな第一歩が南米チリから始まった

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も阻まれ「弾除け」たちの不満が爆発か
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」
  • 3
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくないんです
  • 4
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 5
    古代エジプト人の愛した「媚薬」の正体
  • 6
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 7
    悲報:宇宙飛行士は老化が早い
  • 8
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    プーチンはシリア政権崩壊前からアサドの電話に出な…
  • 1
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 2
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵の遺族を待つ運命とは? 手当を受け取るには「秘密保持」が絶対
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」
  • 4
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 5
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も…
  • 6
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 7
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 8
    仮想通貨が「人類の繁栄と自由のカギ」だというペテ…
  • 9
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 10
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 3
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 4
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 7
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 8
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中