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北朝鮮の金委員長、韓国大統領の母死去で弔意
10月31日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の母が死去したことを受け、弔意のメッセージを送った。写真は金委員長(左)と文大統領。2018年9月19日、北朝鮮の平壌で撮影(2019年 Pyeongyang Press Corps)
[ソウル 31日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の母が死去したことを受け、弔意のメッセージを送った。韓国大統領府が31日発表した。
メッセージは30日夜、南北の非武装地帯にある板門店を通じて送られた。文大統領の報道官は会見で、金委員長が文大統領に「深い哀悼」の意を伝えたと述べた。
文大統領の母カン・ハンオクさんは29日に釜山の病院で死去した。92歳だった。
北朝鮮と米国の非核化協議が進展しない中、南北関係は今年に入り冷え込んでいる。北朝鮮はここ数カ月の間、米韓軍事演習の継続やハイテク兵器の導入を巡り韓国に対する批判を強めている。
金委員長は先週、南北協力の象徴として韓国が景勝地・金剛山に建てた施設を「みすぼらしい」と呼び、撤去したうえで現代的な施設に建て替えるよう命じた。しかし北朝鮮は韓国側が提案していた実務者協議を拒否した。