ニュース速報

ワールド

アリババ会長、米中通商戦争は「世界一愚かしい」

2018年11月06日(火)02時09分

 11月5日、中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングの共同創業者である馬雲(ジャック・マー)会長は、米中通商戦争は「世界一愚かしい」との考えを示した。代表撮影(2018年 ロイター)

[上海 5日 ロイター] - 中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングの共同創業者である馬雲(ジャック・マー)会長は5日、米中通商戦争は「世界一愚かしい」との考えを示した。

馬氏は上海で開かれている中国国際輸入博覧会(CIIE)で、トランプ米大統領は対中貿易赤字を批判しているが、実際は米国内での雇用創出の一助となってきたと指摘。中国が輸入モデルにシフトすれば「多くの企業が大きな痛手を被る」と述べた。ただ「多くの消費者にとりよい機会を提供することになる」との考えも示した。

また、新たな技術の導入により既存の技術が圧迫される恐れがあったとしても、政府は革新について懸念する必要はないとの立場も表明。「技術について懸念する必要はないというのが私の立場だ。技術について心配するのは先ず年齢を重ねた人、次いで政府、その次に成功を手に入れた人」とし、「若い人たちが技術について心配するのは見たことがない」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

野村HD、発行済み株式の3.2%・600億円を上限

ビジネス

米関税は消費者行動に最も影響、コスト削減での対応想

ビジネス

米ブラックロック、数十億ポンドの割安な英資産取得=

ワールド

アングル:マスク氏率いた米政府効率化省「DOGE」
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは?【最新研究】
  • 2
    トランプ政権の悪評が直撃、各国がアメリカへの渡航勧告を強化
  • 3
    日本の10代女子の多くが「子どもは欲しくない」と考えるのはなぜか
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学…
  • 6
    アメリカ鉄鋼産業の復活へ...鍵はトランプ関税ではな…
  • 7
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 8
    【クイズ】世界で最もヒットした「日本のアニメ映画…
  • 9
    関税ショックのベトナムすらアメリカ寄りに...南シナ…
  • 10
    欧州をなじった口でインドを絶賛...バンスの頭には中…
  • 1
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 2
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 8
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 9
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 10
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中