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貿易問題、米国は不法行為で中国に強制すべきでない=欧州委
2018年07月20日(金)08時59分
7月19日、欧州委員会のマルストローム委員(写真)は、米国とEUはWTOを共同で改革すべきであり、不法行為は国際貿易における問題解決につながらないとの見方を示した。仏ストラスブールで3月撮影(2018年 ロイター/Vincent Kessler)
[ブリュッセル 19日 ロイター] - 欧州委員会のマルストローム委員(通商担当)は19日、米国と欧州連合(EU)は世界貿易機関(WTO)を共同で改革すべきであり、不法行為は国際貿易における問題解決につながらないとの見方を示した。
マルストローム委員は「国際貿易制度には問題があることを忘れるべきではない。その問題は、われわれの間で合意が可能だ。ただ、鉄鋼やアルミニウムに関する米国の政策は、中国における供給過剰の問題を解決しないだろう」と主張。「不法行為によって中国に強制しても、うまくはいかない。米国は多国間体制を破壊することになるかもしれない」との懸念を表明し、「協力してWTOの改革と強化を進める必要がある」と呼び掛けた。
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