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英マンチェスターの自爆事件、単独犯ではない可能性=内相

2017年05月24日(水)17時36分

 5月24日、英国のラッド内相(写真)はマンチェスターのコンサート会場で起きた自爆攻撃について、容疑者は保安当局に知られていた人物であり、単独犯ではなかった可能性が高いとの見方を示した。4月撮影(2017年 ロイター/Hannah McKay)

[ロンドン 24日 ロイター] - 英国のラッド内相は24日、マンチェスターのコンサート会場で起きた自爆攻撃について、容疑者は保安当局に知られていた人物であり、単独犯ではなかった可能性が高いとの見方を示した。爆発では22人が死亡、59人が負傷した。

内相は、警備のため英国軍兵士3800人を街頭に配備することも明らかにした。

警察によると、爆発を実行した疑いが持たれているのはサルマン・アベディ容疑者(22)。マンチェスター生まれで、両親はリビア出身という。

内相はBBCラジオで「おそらく容疑者は単独犯ではないとみられ、諜報機関と警察が組織の行方を追っている」と述べた。保安当局が把握していた人物かどうかについては「当局は多くの人物について知っているが、知っているすべての人物を逮捕することになっているわけではない。ただ、すでに知っていた人物であり、捜査終了時にはもっと多くを知ることができるだろう」と述べた。

内相は、捜査情報が英警察の発表前に米保安当局によりリークされていたことは「いら立たしい」と発言。他国との間の情報共有を再度検討するかとの質問には「率直に言って答えはイエスだ。英警察が、捜査上の完全性を守るため、情報の流れを制御したいと考えていることは非常に明白だ。よって、他の情報源からそれが公表されるとすればいら立たしいことであり、友好国には二度とそのようなことが起きないように望む」と述べた。

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