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ISの戦闘員補充、トランプ氏が手助け=クリントン氏

9月19日、クリントン氏は、トランプ氏が過激派イスラム国の戦士リクルートを手助けしていると批判した。写真はフィラデルフィアで同日撮影(2016年 ロイター/Carlos Barria)
[ホワイト・プレインズ(米ニューヨーク州) 19日 ロイター] - 米大統領選挙の民主党候補のヒラリー・クリントン氏は19日、共和党候補のドナルド・トランプ氏の発言が宗教対立の口実として利用されており、トランプ氏は過激派イスラム国(IS)による戦士のリクルートを手助けしていると批判した。
クリントン氏は、元米中央情報局(CIA)長官のマイケル・ヘイデン氏の発言を引用する形で、ISはトランプ氏の言葉を利用して戦士を引き寄せているとした上で「ISはこうした状況を対イスラム戦争へと結びつけようとしている」と語った。
これに対し、トランプ陣営は、オバマ大統領にイラクからの米軍撤退を思いとどまるよう説得できなかったのは当時国務長官だったクリントン氏本人であり、不穏な状況を招いた責任の一端はクリントン氏にあると反論した。
ニューヨークとニュージャージー州では17日から18日にかけて爆発や爆発物の発見が相次いだ。またミネソタ州のショッピングモールでは17日、ナイフを持った男が複数の買い物客らを次々と刺し、警官によって射殺。その後ISが犯行声明を発表した。来週26日には両大統領候補による第1回目の討論会が予定されており、治安問題が焦点の一つとなりそうだ。