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米CFTC、クラフトとモンデリーズを小麦価格操作で提訴
4月2日、米商品先物取引委員会(CFTC)は1日、食品大手のクラフトフーズ・グループとモンデリーズ・インターナショナルが小麦価格を操作したとして提訴した。写真は、クラフトのロゴ、3月撮影(2015年 ロイター/Jim Young)
[ワシントン 1日 ロイター] - 米商品先物取引委員会(CFTC)は1日、食品大手のクラフトフーズ・グループ
CFTCは、両社は半年分の供給量になる9000万ドル相当の小麦を先物で購入したが、実際に現物を受け取る意図がなかったと主張。大規模な買いポジションに市場が反応した結果、540万ドル超の利益を得たとしている。
その上でCFTCは、裁判所が両社に不正利得の返還や民事制裁金支払いなどを命じるよう求めた。
クラフトは、問題視されているのは主として両社が分割された2012年より前に実施された取引だと指摘した。さらに取引が金融面で重大な影響を及ぼすとは想定していなかったと説明するとともに、この件のコストは主にモンデリーズが負担することになるとの見方を示した。
モンデリーズはコメントを拒否した。モンデリーズは、以前に規制当局に提出した書類でCFTCの調査を受けていることを明らかにしている。