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イエメン軍事介入で原油価格上昇、混乱拡大なければ影響限定的か

2015年03月26日(木)14時46分

 3月26日、サウジアラビアなど湾岸諸国がイエメンの武装勢力に対する軍事作戦を実施したことを受け、原油価格は大幅に上昇している。イエメン南部アデンの軍基地で25日撮影(2015年 ロイター/Anees Mansour)

[シンガポール 26日 ロイター] - サウジアラビアなど湾岸諸国がイエメンの武装勢力に対する軍事作戦を実施したことを受け、原油価格は26日、大幅に上昇している。イエメン産原油の主要輸出先は中国だ。

トレーダーからは、イエメン情勢がさらに緊迫化し、混乱が拡大しなければ、原油市場への影響は限定的との見方がでている。

イエメンの原油輸出量は月140万─150万バレル程度。中国の商社筋は、輸入量が比較的少なく、西アフリカ産原油で代替可能としている。

サウジなどが、イランが支援するイスラム教シーア派の武装勢力への軍事作戦に踏み切ったことで、今後イエメンの混乱が、中東全体を巻き込む宗派的紛争に発展することが懸念されている。

軍事作戦開始に伴い、サウジは外国の船舶にイエメンの港に近づかないよう警告したとされ、今後、中東諸国からの原油輸出に影響が出ることも予想される。

ロイター
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