日経平均は続落で寄り付く、米株安や円高を嫌気 下げ渋りも
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2月21日、寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比154円97銭安の3万8523円07銭と続落してスタートした。写真は、株価ボードを見る東京証券取引所のスタッフ。2024年12月、東京で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 21日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比154円97銭安の3万8523円07銭と続落してスタートした。米国市場での株安や為替の円高基調を嫌気した売りが先行した。
朝方の1月全国消費者物価指数(CPI)発表後のドル/円の反応は限定的で、株価には下げ渋りもうかがわれる。前日の株安の背景にはCPIへの警戒感もあったとみられており、市場ではある程度、強い結果の織り込みが進んでいたとの見方が聞かれる。 主力株はトヨタ自動車が軟調な一方、ソニーグループはしっかり。半導体関連は東京エレクトロンが横ばい、アドバンテストが軟調とまちまち。指数寄与度の高いファーストリテイリングは小安く、ソフトバンクグループは軟調となっている。
1月全国CPI(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は前年比3.2%上昇と、事前予想の3.1%を上回った。伸びは前月の3.0%から加速し、2023年6月以来の高さとなった。