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米国株式市場=反落、ダウ450ドル安 ウォルマート見通しさえず消費者需要巡る懸念

2025年02月21日(金)06時39分

米国株式市場は反落して取引を終えた。2019年9月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

Stephen Culp

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国株式市場は反落して取引を終えた。関税を巡る懸念や小売大手ウォルマートのさえない業績見通しが重しとなった。

幅広い銘柄に売りが出て、主要株価3指数はいずれもマイナス圏に沈んだ。ダウ工業株30種の下げが最大。S&P総合500種は前日まで2日間続いた最高値更新が止まった。

不透明感が高まる中、金価格が最高値を付け、安全資産への逃避を示唆した。

ウォルマートが20日に示した今年度の売上高と利益の見通しは市場予想を下回り、消費者需要の減退を示唆した。

ダコタ・ウェルスのシニアポートフォリオマネジャー、ロバート・パブリク氏は「米経済の70%を消費者がけん引しており、(ウォルマートの)弱気なガイダンスは消費者の健全性や今後の潜在的な消費支出に関する懸念を引き起こした」と指摘。

「それがウォルマート株への売り圧力となり、市場全体に波及したのだろう」と語った。

ウォルマートは大幅安で引けた。 

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 44176.65 -450.94 -1.01 44561.11 44561.11 43950.16

前営業日終値 44627.59

ナスダック総合 19962.36 -93.89 -0.47 20029.19 20041.15 19795.02

前営業日終値 20056.25

S&P総合500種 6117.52 -26.63 -0.43 6134.50 6134.50 6084.59

前営業日終値 6144.15

ダウ輸送株20種 16465.00 -82.30 -0.50

ダウ公共株15種 1018.98 +0.28 +0.03

フィラデルフィア半導体 5310.63 +0.94 +0.02

VIX指数 15.66 +0.39 +2.55

S&P一般消費財 1819.15 -20.24 -1.10

S&P素材 564.41 -1.48 -0.26

S&P工業 1165.82 -7.93 -0.68

S&P主要消費財 897.96 -8.69 -0.96

S&P金融 853.31 -13.46 -1.55

S&P不動産 267.56 +1.83 +0.69

S&Pエネルギー 702.68 +6.77 +0.97

S&Pヘルスケア 1712.79 +9.43 +0.55

S&P通信サービス 364.50 -2.49 -0.68

S&P情報技術 4711.08 -2.85 -0.06

S&P公益事業 406.70 +0.07 +0.02

NYSE出来高 10.99億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 38575 - 135 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 38555 - 155 大阪比

ロイター
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