ニュース速報
ビジネス

カナダ、1月の失業率6.6%に改善

2025年02月08日(土)02時46分

カナダ統計局が7日発表した1月の失業率は6.6%と、2024年12月の6.7%から改善した。2022年6月、オンタリオ州トロントで撮影(2025年 ロイター/Carlos Osorio)

(正しく表示されなかったため再送します。)

[オタワ 7日 ロイター] - カナダ統計局が7日発表した1月の失業率は6.6%と、2024年12月の6.7%から改善した。市場予想を覆し、2カ月連続で改善した。純雇用者数は前月比7万6000人増えた。純雇用者数の伸びは24年12月改定値の9万1000人からは減速したものの、引き続き堅調だった。

ロイターがまとめた市場予想では、失業率は6.8%、純雇用者数は2万5000人増だった。

失業率は24年11月に、新型コロナウイルス禍の時期を除き8年ぶりの水準に悪化。25年1月の失業者総数は約150万人と高止まりしている。統計局は「最近の雇用増にもかかわらず、多くの失業者にとって就職難が続いている」と分析している。

カナダ銀行(中央銀行)が大幅な利下げを実施したものの、24年のカナダ経済は、個人消費や企業投資が力強さを欠いた。カナダ銀は、利下げによる効果で経済に改善の兆しがみられると指摘。ただ、米国の関税措置への警戒感を背景にカナダへの移民数が急減し、企業の採用意向が減速していることも明らかにしている。

25年1月の雇用増はパートタイムとフルタイムがほぼ半数ずつを占め、主に製造業、専門職、科学技術サービスで増えた。正社員の平均時給は前年同月比3.7%上昇。24年12月改定値の3.8%から低下した。労働年齢人口全体に占める就業者数の割合を示す雇用率は、61.1%に上昇した。 

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

経済に楽観的、金融システムには一部懸念も=FRB金

ワールド

石破首相「為替は財務相間で議論継続」、トランプ氏と

ビジネス

一定期間の金利据え置き「賢明」=クーグラーFRB理

ワールド

トランプ氏、中国からの小口輸入品免税停止を延期
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    Netflixが真面目に宣伝さえすれば...世界一の名作ドラマは是枝監督『阿修羅のごとく』で間違いない
  • 3
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮兵が拘束される衝撃シーン ウクライナ報道機関が公開
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 6
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 7
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 8
    ドイツ経済「景気低迷」は深刻......統一後で初の3年…
  • 9
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 10
    連邦政府職員を「ディープステート」として国民の敵…
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 6
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 7
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 8
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 9
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮…
  • 10
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 5
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 6
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 7
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 8
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中