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オープンAI、「スターゲート」データセンター候補地を評価中

2025年02月07日(金)09時33分

2月6日、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米オープンAIは、米国内でAIインフラを構築する合弁事業「スターゲート」向けデータセンター候補地の評価作業を進めていると明らかにした。写真はオープンAIのロゴ。2024年5月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Anna Tong Akash Sriram

[サンフランシスコ 6日 ロイター] - 対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米オープンAIは6日、米国内でAIインフラを構築する合弁事業「スターゲート」向けデータセンター候補地の評価作業を進めていると明らかにした。

最高グローバル業務責任者のクリス・レハーン氏は、約16の州が建設に関心を示しており、テキサスの用地は「旗艦」データセンターとなると述べた。

このプロジェクトの最初のデータセンターはすでにテキサス州アビリーンに建設中だ。オープンAIでスターゲートの候補地選定を主導しているキース・ハイデ氏によると、同社は年内にアビリーンのデータセンターの一部を使い始める見通しで、今後数カ月のうちにさらなる建設地を発表する可能性がある。

ハイデ氏は「キャンパスの建設地として5─10カ所程度を検討している」と述べた。

トランプ大統領は先月、オープンAI、ソフトバンクグループ、オラクルによるスターゲートプロジェクトを発表。3社は他の出資者と共に、今後4年間で5000億ドルを投資する計画で、このうち1000億ドルの投資を直ちに開始するとしている。

ただその後、中国の新興企業ディープシークが開発した低コストで高性能なAIモデルが登場し、大規模なデータセンターの必要性には疑問が生じている。

ロイター
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