ニュース速報
ビジネス

ベトナム交通規則厳格化、物流企業のコスト増大=報告書

2025年02月04日(火)18時06分

 ベトナムで今年から施行された交通規則の厳格化により、運輸・物流企業の業務が圧迫され、コストが増大していることが4日発表された調査で明らかになった。写真は、ハノイの高速道路。2015年12月、ハノイで撮影(2025年 ロイター/Nguyen Huy Kham)

Phuong Nguyen

[ハノイ 4日 ロイター] - ベトナムで今年から施行された交通規則の厳格化により、運輸・物流企業の業務が圧迫され、コストが増大していることが4日発表された調査で明らかになった。

ベトナム当局は信号無視などの重大な道路違反に対する罰金を大幅に引き上げた。また、国際基準に合わせて、トラック運転手に対して、4時間運転するごとに少なくとも15分間休息するよう義務づけた。

サプライチェーンコンサルティング会社CELは、物流・流通企業などの幹部・従業員460人を対象とした調査を実施。「約80%の企業が特に長距離輸送において、中程度から深刻な混乱を報告した」としている。

報告書によると、規制に従うために企業が従業員を増やすことが予想され、その結果、業務コストが最大20%上昇する可能性があるという。また、調査対象企業の70%が、運転時間の減少と罰則の強化により、すでにコストが大幅に上昇したとしている。

ベトナムには韓国サムスン電子や米アップル、ナイキなどの大手多国籍企業が大規模な製造拠点を置いている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

配車アプリのグラブとGoTo、合併交渉=関係筋

ワールド

中国、米に最大15%の報復関税 グーグル独禁調査や

ワールド

中国、タングステンなど金属5品目に輸出規制 米関税

ビジネス

スウェーデン中銀、利下げ終了の公算 不透明感強い=
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我との違い、危険なケースの見分け方とは?
  • 4
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 5
    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…
  • 6
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 7
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 8
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 9
    脳のパフォーマンスが「最高状態」になる室温とは?…
  • 10
    中国AI企業ディープシーク、米オープンAIのデータ『…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 5
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 6
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 7
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 10
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 10
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中