ＢＮＰパリバ、第4四半期利益が予想超え 25年目標は下方修正

　２月４日、フランスの金融大手ＢＮＰパリバが発表した２０２４年第４・四半期決算は、純利益が１５．７％増の２３億２０００万ユーロ（２３億９０００万ドル）で、同社が集計したアナリスト１３人の予想平均２２億４０００万ユーロを上回った。写真は、オフィスの外側に映り込む同社ロゴ。１月１６日、パリで撮影（２０２５年　ロイター/Sarah Meyssonnier）

Mathieu Rosemain

[パリ ４日 ロイター] - フランスの金融大手ＢＮＰパリバが４日発表した２０２４年第４・四半期決算は、純利益が１５．７％増の２３億２０００万ユーロ（２３億９０００万ドル）で、同社が集計したアナリスト１３人の予想平均２２億４０００万ユーロを上回った。投資銀行部門が好調だった。

収入は１０．８％増の１２１億ユーロで、アナリスト予想の平均１１６億ユーロを上回った。

投資銀行部門の収入は２０％増。債券・為替・コモディティー（ＦＩＣＣ）部門のトレーディング収入が３４％増、株式・プライムサービス収入は３０％増加した。

一方、２５年の主要収益目標を明確な理由も示さずに下方修正。また、今年の６億ユーロに加え、２６年にさらに６億ユーロのコスト削減を行う方針を明らかにした。

今年の有形株主資本利益率（ＲＯＴＥ）目標を従来の１１．５─１２％から１１．５％に引き下げた。純利益の年平均伸び率については、これまでは２２─２５年を約８％と予想していたが、今回は２４─２６年に７％超との見通しを示した。