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米当局、自動緊急ブレーキによる事故巡るホンダ車への調査を拡大

2025年01月21日(火)13時38分

 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は20日、自動緊急ブレーキ(AEB)システムが原因とみられる事故を巡る約29万5125台のホンダ車を対象とする調査を拡大・強化すると発表した。写真はホンダのロゴ。ニューヨークのマンハッタンで2023年4月撮影(2025年 ロイター/David 'Dee' Delgado)

[20日 ロイター] - 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は20日、自動緊急ブレーキ(AEB)システムが原因とみられる事故を巡る約29万5125台のホンダ車を対象とする調査を拡大・強化すると発表した。

事故報告によると、これらの車両に搭載されたAEBシステムは偶発的に作動しており、急な減速による衝突のリスクが高まっている。

NHTSAによると、この問題は2019─22年モデルのハイブリッド車「ホンダ・インサイト」と「ホンダ・パスポートSUV」に影響している。3月から調査をエンジニアリング分析に引き上げるとともに、調査対象に23年モデルのホンダ・パスポートも含める。

ホンダは欠陥とみられる問題に関する分析結果を提供しており、一部の顧客がAEBシステムとその限界について十分に理解していなかった可能性に言及している。

当局はこの問題を巡り3件の衝突と2件の傷害を含む106件の苦情を受けている。

ロイター
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