ドイツ経済、来年も低迷へ 主要研究機関が予測修正
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ドイツのIFO経済研究所は12日、来年の同国の経済成長率について、構造問題を克服できなければ0.4%にとどまるが、経済政策の方向性が適切に設定されれば1.1%の成長が可能だとの見方を示した。ベルリンのクリスマス市で11月撮影。(2024年 ロイター/Axel Schmidt/File Photo)
Maria Martinez
[ベルリン 12日 ロイター] - ドイツの3つの主要経済研究所が12日、最新の経済見通しを公表した。待ち望まれる景気回復はさらに遅れそうだ。
キール世界経済研究所(IfW)は独経済が2025年に停滞すると予想。今年は0.2%のマイナス成長を見込んだ。23年の成長率はマイナス0.3%だった。
IfWは9月時点で来年の成長率を0.5%と予想していた。
報告書で「ドイツ経済は停滞から抜け出すことができない。目立った経済回復の兆候はほとんど見られない」と指摘した。
26年の成長率は0.9%と予想し、こちらも従来見通しの1.1%から引き下げた。
ドイツ経済研究所(DIW)は今年の経済成長について「四半期ごとにゼロ近辺を行ったり来たりしており、全体としては0.2%の縮小が見込まれる」とした。
25年の成長率は0.2%、26年は1.2%に加速する可能性が高いとし、予想を再び下方修正した。
DIWの予測責任者ジェラルディン・ダニークネドリック氏は「景気循環における低迷と構造的問題が重なり合った状況が見られる」とし、「通常なら輸出が強い製造業に特に影響している」と述べた。また、エネルギー・原材料価格の高騰や中国との激しい競争に加え、トランプ次期米大統領が関税を課す可能性もあるとした。
<2つのシナリオ>
IFO経済研究所は来年の成長率について、構造問題を克服できなければ0.4%にとどまるが、経済政策の方向性が適切に設定されれば1.1%の成長が可能だとの見方を示した。
不確実性が高いため、2通りのシナリオを示した。9月時点では0.9%の成長を予想していた。
IFOの予測責任者ティモ・ボルマーショイザー氏は「今の停滞局面が一時的な低迷なのか、それとも恒常的で経済に痛みを伴う変化をもたらすものなのか、現時点ではまだ明らかでない」と指摘。
同氏は、欧州とドイツの輸出先の多くで金融政策がタイトなことが鉱工業受注の低迷につながり、景気の重しになっていると述べた。
ただ、購買力は回復しており、インフレ圧力もドイツでは緩和が続く見通しという。
インフレ率の予測はいずれのシナリオでも来年が2.3%、2026年が2.0%。
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