今後の利下げに慎重になる可能性、経済が堅調に推移＝ＦＲＢ議長

パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長は４日、米経済は９月に利下げを開始した当初よりも力強く推移しているため、ＦＲＢはさらなる利下げに慎重になる可能性があると述べた。１１月撮影（２０２４年　ロイター/Ann Saphir）

Michael S. Derby

［ニューヨーク　４日　ロイター］ - パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長は４日、米経済は９月に利下げを開始した当初よりも力強く推移しているため、ＦＲＢはさらなる利下げに慎重になる可能性があると述べた。

ニューヨークタイムズ紙主催のイベントでインタビューに答えた。    

パウエル氏は「経済は９月に予想していたよりも好調だ」と指摘。これを踏まえ、「金利政策で中立的な水準を見出そうとする中で、もう少し慎重になる余裕はある」とした。

次回の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）を１７─１８日に控え、今回がブラックアウト期間入り前最後の議長発言となる見通し。

今回の発言はより慎重な政策担当者のグループに同調しているように思われる。