ヘッジファンド、11月に収益確保 米大統領選のボラティリティーで
12月2日、ロイターの入手情報によると、大手ヘッジファンドは11月に米大統領選を受けたボラティリティーを背景に収益を確保した。ウォール街で2019年9月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
Carolina Mandl
[ニューヨーク 2日 ロイター] - ロイターの入手情報によると、大手ヘッジファンドは11月に米大統領選を受けたボラティリティーを背景に収益を確保した。
モルガン・スタンレーによると、ヘッジファンド全体の11月(27日まで)の運用成績は1.46%のプラスとなった。年初からはプラス10.6%。
マルチ・ストラテジー・ヘッジファンド「Cinctive」は、テクノロジーや消費関連、エネルギー、公益事業、金融などのセクターの収益がけん引し、先月のパフォーマンスがプラス5.1%となった。
関係筋によるとケン・グリフィン氏が創業したヘッジファンド運営会社シタデルのマルチ戦略ヘッジファンド「Citadel Wellington」とショーンフェルドの「Schonfeld Strategic Partners」 ともに1.8%上昇した。「The Winton Fund」は0.3%上昇した。
マクロヘッジファンドの「Discovery Capital」の先月の運用成績はプラス14.5%だった。年初からは46.5%上昇している。
11月の主なヘッジファンドの運用成績は以下の通り(11月28日まで)
ファンド 11月のパフォーマンス
Citadel Wellington 1.8%
Citadel Tactical Trading 1.6%
Schonfeld Strategic Partners 1.8%
Schonfeld Fundamental Equity 1.6%
Discovery Capital 14.5%
The Winton Fund 0.3%
Winton Diversified Macro 0.2%
Cinctive 5.1%