米ギャップ、売上高見通し引き上げ ホリデー商戦好発進 株価急伸
11月21日、米カジュアル衣料大手ギャップは、第3・四半期決算を発表し、2024年通期の売上高見通しを引き上げた。写真はブラックフライデーセール中の買い物客。2022年11月、ニューヨークの店舗で撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
Juveria Tabassum
[21日 ロイター] - 米カジュアル衣料大手ギャップは21日、第3・四半期決算を発表し、2024年通期の売上高見通しを引き上げた。年末商戦は好調なスタートを切り、決算発表を受けて株価は時間外取引で15%急伸した。
純売上高は2%増の38億ドルで予想と一致し、1株当たり利益は0.72ドルと市場予想の0.58ドルを大きく上回った。売上高は4四半期連続増。通期の純売上高見通しを1.5─2%増に引き上げた。従来は微増と予想していた。
在庫を低く抑え、コスト削減のために長期配送契約を結んだことから、通年の粗利益率目標を20ベーシスポイント引き上げた。
ギャップはリチャード・ディクソン最高経営責任者(CEO)の下、業績回復に取り組んでおり、好調な売り上げで年間の利益も見通しを上回った。
同社ブランドの「オールドネイビー」は、新たなスタイルのデニムとドレスで売り上げを回復している。
カトリーナ・オコネル最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話会議で、ホリデーシーズンの戦略について商戦序盤に注力していると語った。