ニュース速報
ビジネス

英新車販売、10月は6%減 今年2度目のマイナス=業界団体

2024年11月06日(水)14時42分

 11月5日、英自動車工業会(SMMT)が発表した10月の新車登録台数は前年比6%減の14万4288台で、今年2度目のマイナスとなった。写真は2020年10月、英チェシャーで撮影(2024年 ロイター/Jason Cairnduff)

[5日 ロイター] - 英自動車工業会(SMMT)が5日発表した10月の新車登録台数は前年比6%減の14万4288台で、今年2度目のマイナスとなった。バッテリー電気自動車(BEV)以外全車種で減少したという。

今年納車されたBEV新車は約30万台、年初からの市場シェアは18.1%と昨年の16.3%を上回っているが、国の目標である22%には届いていない。

10月に公表された労働党政権初の予算で、リーブス財務相はゼロエミッションの新車購入補助金を引き上げ、EV導入を支援した。

SMMTは「予算ではBEVに対する既存の政策とフリート(事業用車両)支援策が延長されたが、自動車物品税と社用車税の変更で低炭素車両の購入と車両入れ替え全般に対するインセンティブが損なわれ、道路輸送に伴う排出量全般の削減が遅れる恐れが出ている」と指摘した。

10月のBEV販売台数は多数の新モデル登場にけん引され、24.5%と今年最も大きな伸びを記録。この月の市場シェアは20.7%に達した。

SMMTのマイク・ホーズ会長は「市場全体の車両入れ替えは依然最速の脱炭素方法で、全体的な導入減少は経済、投資、環境にとって良いニュースではない」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル首相、トランプ氏の「歴史的復帰」を祝福

ワールド

米議会選、共和党が上院の過半数奪還 下院でも伸長

ワールド

米10州で中絶の権利巡る住民投票、フロリダ否決 最

ビジネス

米大統領選後の金融市場、「緊張感さらに高め注視」=
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選と日本経済
特集:米大統領選と日本経済
2024年11月 5日/2024年11月12日号(10/29発売)

トランプ vs ハリスの結果次第で日本の金利・為替・景気はここまで変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウクライナ軍と北朝鮮兵が初交戦
  • 2
    投票日直前、トランプの選挙集会に異変! 聴衆が激減して異様に空席が目立つミステリー
  • 3
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大人気」の動物、フィンランドで撮影に成功
  • 4
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 5
    「常軌を逸している」 トランプ、選挙集会で見せた「…
  • 6
    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…
  • 7
    在日中国人「WeChatで生活、仕事、脱税」の実態...日…
  • 8
    脱北者約200人がウクライナ義勇軍に参加を希望 全員…
  • 9
    ネアンデルタール人「絶滅」の理由「2集団が互いに無…
  • 10
    どちらが勝っても日本に「逆風」か...トランプvsハリ…
  • 1
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大人気」の動物、フィンランドで撮影に成功
  • 2
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウクライナ軍と北朝鮮兵が初交戦
  • 3
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄道計画が迷走中
  • 4
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 5
    日本で「粉飾倒産」する企業が増えている理由...今後…
  • 6
    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…
  • 7
    脱北者約200人がウクライナ義勇軍に参加を希望 全員…
  • 8
    幻のドレス再び? 「青と黒」「白と金」論争に終止符…
  • 9
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 10
    投票日直前、トランプの選挙集会に異変! 聴衆が激…
  • 1
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 2
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 5
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 6
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 7
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 10
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中