世界株式「魅力的」、UBSグローバル・ウェルスが引き上げ
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、世界株式に関するスタンスを「中立」から「アトラクティブ(魅力的)」に引き上げた。ニューヨーク証券取引所で9月撮影。(2024年 ロイター/Andrew Kelly/File Photo)
[25日 ロイター] - UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、世界株式に関するスタンスを「中立」から「アトラクティブ(魅力的)」に引き上げた。米国経済の強靭性、主要中央銀行の金融緩和、人工知能(AI)ブームを理由とした。
24日付のアナリストメモは「経済成長には著しい回復力があり、中央銀行も積極的であるため、支援的な状況がまだ続く」と指摘。「通常、金融緩和の影響は若干の時間差で現れる。歴史的に利下げサイクルの開始から6─12カ月間は株式市場にプラスの触媒となってきた」と述べた。
中国のさらなる景気刺激策は世界株をさらに押し上げると予想。他の地域の成長は「底打ち」したとの見方を示した。
企業収益は強靭な米国経済の恩恵を享受し、AI、堅調な労働市場、インフレの緩やかな緩和が下支えすると述べた。
テクノロジー部門が引き続き収益成長の主要なエンジンになるとした。
短期的なリスクとして米国の選挙を挙げ、特にトランプ前大統領が再選された場合、関税リスクを市場がすぐに織り込んでしまう可能性があると指摘した。