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ECBは「慎重に」利下げ続けるべき=スロベニア中銀総裁

2024年10月24日(木)15時09分

 10月24日 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバスレ・スロベニア中銀総裁は、ECBは「慎重に」利下げを続けるべきで、インフレ目標のアンダーシュートや成長を刺激する領域への金融緩和を巡る議論は今のところ正当化されないと述べた。写真はECB本店で、7月18日にフランクフルトで撮影(2024年 ロイター/Jana Rodenbusch)

Balazs Koranyi

[ワシントン 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバスレ・スロベニア中銀総裁は、ECBは「慎重に」利下げを続けるべきで、インフレ目標のアンダーシュートや成長を刺激する領域への金融緩和を巡る議論は今のところ正当化されないと述べた。

投資家は12月の次の利下げ幅がこれまでの2倍となる0.5%ポイントになる可能性が40%と予想している。

バスレ氏は、インフレを巡る不透明感が残る中、ECBは一歩一歩進む必要があると主張。ロイターとのインタビューで「さらに金利を引き下げることで想定する中立金利の上限に達するだろう」とし、「そこへ到達したら、金利を制約的に保つ必要性についての文言を調整するのが適切かもしれない」と語った。

大半のエコノミストや政策当局者は中立金利を2─2.5%としているが、さまざまな試算では中立金利の上限は3%、下限は1.75%に近い水準となっている。

バスレ氏はまた、経済成長の弱さや、景気回復が遅れる可能性に言及し、ハト派的な意見にも一定の理解を示した。

ロイター
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