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米GMトップ、収益「上振れ材料がある」と投資家に説明

2024年10月09日(水)09時17分

 10月8日、米大手自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)のメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は、投資家に対して「自動車産業の収益性がピークに達したとの広範な見方に対し、GMには十分な上振れ材料があることを本日皆様が納得してくれると確信している」と訴えた。米首都ワシントンで2023年12月撮影(2024年 ロイター/Elizabeth Frantz)

Nora Eckert

[デトロイト 8日 ロイター] - 米大手自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)のメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は8日、投資家に対して「自動車産業の収益性がピークに達したとの広範な見方に対し、GMには十分な上振れ材料があることを本日皆様が納得してくれると確信している」と訴えた。

電気自動車(EV)の需要の立ち上がりが遅れていることや、ガソリンを燃料とするピックアップトラックなどの需要がピークに達することで同社の先行きが厳しく険しくなるだろうとの株主らの懸念を和らげようと努めた。

投資家向け説明会は南部テネシー州スプリングヒルで開かれた。バーラ氏は、従来の内燃機関を搭載した車種の利益率はピークに達しておらず、EVの販売台数は増加傾向にあると強調。2025年12月期の利益が、前期と同じ水準になるとの見通しも示した。

株主からは中国での事業再構築策の詳細や、自動運転車が人と接触した事故が起きて以来、苦戦を強いられている自動運転車部門クルーズに関する最新情報を教えてほしいとの質問が出た。

バーラ氏は中国での在庫を減らし、販売は改善していると説明したものの、中国事業の再建についての詳細には言及しなかった。クルーズは一部の都市で安全を監視する形で自動運転タクシーの運行を再開していると語った。

ポール・ジェイコブソン最高財務責任者(CFO)は、クルーズの2025年の損失が20億ドル以内に収まるとの見通しを示した。

ロイター
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