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BYD、印政府から規制緩和シグナルなし 10億ドル投資計画巡り

2024年10月09日(水)09時16分

 10月9日、インドで中国電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)のEV事業部門トップを務めるラジーブ・チョーハン氏は、このほど実施されたインタビューで、印政府から厳しい投資規制を緩和する「直接的な」シグナルを受け取ったことはないと説明した。2月28日、メキシコ市で撮影(2024年 ロイター/Toya Sarno Jordan)

Aditi Shah

[ニューデリー 8日 ロイター] - インドで中国電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)のEV事業部門トップを務めるラジーブ・チョーハン氏は、このほど実施されたインタビューで、印政府から厳しい投資規制を緩和する「直接的な」シグナルを受け取ったことはないと説明した。

インドの地元企業と提携するBYDは昨年、EV現地生産に向け10億ドル規模の投資計画を印政府に申請したが、いまだに承認されていない。中印国境で紛争が起きた2020年以降、中国からの投資に対する審査は厳しくなっている。

BYDはこれまでに、インドに2億ドル投資したが、シェアは小さく、輸入EVしか販売できていない。現地生産できるようになれば、BYDはより価格競争力の高いEVを販売できるようになる。

インドのEV市場は地元メーカーのタタ・モーターズが70%のシェアを押さえ、小さいものの、拡大している。同国で昨年販売された420万台の自動車のうち、EVが占めるのは約2%。政府は30年までに30%に引き上げたい考えだ。

ロイター
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