中国、20日に政策金利引き下げの見通し 米大幅利下げで
9月19日、ロイター調査によると、中国人民銀行(中央銀行)は20日に主要政策金利である7日物リバースレポ金利と銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を引き下げる見通し。写真は中国人民銀行(中央銀行)本部。北京で2018年9月撮影(2024年 ロイター/Jason Lee)
[上海 19日 ロイター] - ロイター調査によると、中国人民銀行(中央銀行)は20日に主要政策金利である7日物リバースレポ金利と銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を引き下げる見通し。
米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げを受けて急激な元安のリスクが緩和したことが背景。
調査は今週実施。市場関係者39人中27人が、1年物LPRと5年物LPRの双方が引き下げられると予想した。
残りの12人のうち、2人は5年物LPRのみが引き下げられると予想。残り10人は1年物と5年物の双方が据え置かれると回答した。
また、7日物リバースレポ金利が人民銀行の主要政策金利となっていることから、市場参加者はLPRの引き下げ前にリバースレポ金利が引き下げられると予想している。
人民銀行は7月、経済成長を後押しするため、7日物リバースレポ金利とLPRを予想外に引き下げた。