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三菱重、仏ユーテルサットとH3ロケット複数打ち上げで初合意
2024年09月18日(水)18時35分
9月18日、三菱重工業は衛星オペレーター大手の仏ユーテルサットに2027年以降、新型ロケット「H3」による打ち上げを複数回、提供することで合意したと発表した。写真は2022年12月撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 18日 ロイター] - 三菱重工業は18日、衛星オペレーター大手の仏ユーテルサットに2027年以降、新型ロケット「H3」による打ち上げを複数回、提供することで合意したと発表した。ユーテルサットは運用している衛星保有数などで世界3位で、同社との合意は初。三菱重の98%以上という打ち上げ成功率、希望する時期に打ち上げを行う信頼性などが評価された。海外からの受注は18年の英インマルサット向け以来、6年ぶり。
H3は、残り2機で打ち上げを終了する現在の主力ロケット「H2A」の後継機。打ち上げ費用の安さが特徴で、一定条件下ではH2Aの半額となる約50億円を目指す。7月に3号機の打ち上げに成功。10月に4号機、来年3月末までに5号機の打ち上げを予定している。