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米イーライリリー、減量薬配合剤の販売停止求め医療提供者に通告書

2024年08月15日(木)13時34分

 米製薬大手イーライリリーは14日、米国の医療提供者に対し、肥満症治療薬「ゼップバウンド」と糖尿病治療薬「マンジャロ」の供給が増加しているため、両薬の配合剤の販売停止を求める通告書を送付したと明らかにした。ゼップバウンドのペン型注入器の資料写真(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Sriparna Roy Christy Santhosh

[14日 ロイター] - 米製薬大手イーライリリーは14日、米国の医療提供者に対し、肥満症治療薬「ゼップバウンド」と糖尿病治療薬「マンジャロ」の供給が増加しているため、両薬の配合剤の販売停止を求める通告書を送付したと明らかにした。

広報担当はロイターに対し、通告書は両薬の配合剤を販売している遠隔医療会社、ウェルネスセンター、医療スパに送ったと語った。

配合剤は先発医薬品と同じ成分をベースにした特注の医薬品。ゼップバウンドとマンジャロが供給不足だったため、米国では認可を受けた薬局が合法的に製造することができた。

同社は電子メールの声明で「米食品医薬品局(FDA)が承認した医薬品が『商業的に入手可能』な場合、配合業者は定期的にその『事実上のコピー薬』を作ることはできない」と述べた。

ただ、イーライリリーとデンマークの同業ノボノルディスクの減量薬の需要急増を背景に、多くの販売業者が配合剤を低価格で提供している。両社の減量薬は1カ月分が1000ドル以上する場合がある。

イーライリリーとノボノルディスクは以前、自社の医薬品の有効成分を含むとしている製品の販売をやめさせるために医療スパ、減量クリニック、調剤薬局とオンライン販売業者合わせて数十社を提訴している。

ロイター
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