ニュース速報
ビジネス

米貿易赤字、5月は751億ドルに拡大 輸出が低迷

2024年07月04日(木)00時05分

米商務省が3日発表した5月の貿易収支の赤字額は前月比0.8%増の751億ドルになった。2023年7月撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)

[ワシントン 3日 ロイター] - 米商務省が3日発表した5月の貿易収支の赤字額は前月比0.8%増の751億ドルになった。輸出の減少により、2カ月連続で赤字が拡大した。第2・四半期も貿易が経済成長の足かせになるとみられる。市場予想は762億ドルの赤字だった。

4月の赤字額は前回発表の746億ドルから745億ドルに改定された。

財(モノ)の貿易赤字は0.9%増の1002億ドルと、2022年5月以来の高水準となった。インフレ調整後では0.5%増の945億ドルだった。

5月の輸出は0.7%減の2617億ドル。ドル高と世界的な需要の減速を反映した。

財の輸出は1.7%減の1696億ドルだった。工業用資材や原材料、その他の石油製品、燃料油の輸出が減少した。自動車、部品、エンジンの輸出も減少した。

サービス輸出は旅行の増加により11億ドル増の921億ドルとなった。

輸入は0.3%減の3367億ドル。財の輸入は0.8%減の2697億ドル。医薬品など消費財が減少する一方、携帯電話やその他家庭用品は増加した。

自動車、部品、エンジンの輸入は減少した。一方、工業用品と材料の輸入は増加した。

サービス輸入は輸送と旅行の増加で9億ドル増の670億ドルとなった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

バイデン氏、選挙戦継続を強調 認知力検査の受診には

ワールド

アングル:インド経済最大のリスクは「水」、高成長の

ワールド

アングル:忍び寄る「ヒトからヒト」へ、科学者が恐れ

ワールド

英スターマー新首相、組閣に着手 女性初の財務相にリ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:中国EVの実力
特集:中国EVの実力
2024年7月 9日号(7/ 2発売)

欧米の包囲網と販売減速に直面した「進撃の中華EV」のリアルな現在地

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 2
    携帯契約での「読み取り義務化」は、マイナンバーカードの「基本概念」を根本的にひっくり返す悪手だ
  • 3
    「黒焦げにした」ロシアの軍用車10数両をウクライナ部隊が爆破...ドローン攻撃の「決定的瞬間」が公開される
  • 4
    「下手な女優」役でナタリー・ポートマンに勝てる者…
  • 5
    「天井に人が刺さった」「垂直に落ちた」── 再び起き…
  • 6
    和歌山カレー事件は冤罪か?『マミー』を観れば死刑…
  • 7
    この「自爆ドローンでロシア軍撃破の瞬間」映像が「…
  • 8
    観光客向け「ギャングツアー」まであるロサンゼルス.…
  • 9
    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…
  • 10
    一期一会を演出する「奇跡」の人気店は数年で潰れる.…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 3
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「帰ってきた白の王妃」とは?
  • 4
    携帯契約での「読み取り義務化」は、マイナンバーカ…
  • 5
    ウクライナ戦闘機、ロシア防空システムを「無効化」.…
  • 6
    黒海艦隊撃破の拠点になったズミイヌイ島(スネーク…
  • 7
    キャサリン妃は「ロイヤルウェディング」で何を着た…
  • 8
    H3ロケット3号機打ち上げ成功、「だいち4号」にかか…
  • 9
    キャサリン妃も着用したティアラをソフィー妃も...「…
  • 10
    「地球温暖化を最も恐れているのは中国国民」と欧州…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 3
    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア
  • 4
    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…
  • 5
    新型コロナ変異株「フラート」が感染拡大中...今夏は…
  • 6
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「…
  • 7
    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…
  • 8
    爆破され「瓦礫」と化したロシア国内のドローン基地.…
  • 9
    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…
  • 10
    「何様のつもり?」 ウクライナ選手の握手拒否にロシ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中