韓国、外資銀の国内為替取引を後押し 外国人投資家のアクセス向上へ
5月16日、韓国は、外資系銀行が国内市場で多くの銀行の中からドル/ウォンのレートを選べるようにすることで、外国人投資家の金融市場アクセス向上に取り組んでいる。写真は韓国ウォンと米ドルの紙幣。韓国のソウルで2015年12月撮影(2024 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 16日 ロイター] - 韓国は、外資系銀行が国内市場で多くの銀行の中からドル/ウォンのレートを選べるようにすることで、外国人投資家の金融市場アクセス向上に取り組んでいる。
外為当局の16日発表によると、ウォンのサードパーティー間の最初の取引は国民銀行シンガポール支店とドイツ銀行ロンドン支店の間で行われた5月10日の約300億ウォン(2219万ドル)のスワップ契約で、14日に決済された。
韓国では昨年からサードパーティーとの為替取引が認められるようになった。
外国人投資家は最も良いレートを提示する金融機関を選ぶことが可能になり、口座を持っている銀行だけの取引に制限されることがなくなった。
外為当局関係者は「韓国の外為市場ではサードパーティーによる取引は利用できないと思っている人が多いが、最初の事例が実施され、今後さらに事例が増えることは有意義だ」と語った。