吹き飛んだ米旅客機のドア回収、ボーイング737MAX
米運輸安全委員会(NTSB)は7日夜、離陸中に側壁の一部が吹き飛び緊急着陸したアラスカ航空の「737MAX 9」のプラグドアを発見したと発表した。写真は事故機の機体を調べるNTSB担当者。米オレゴン州ポートランドで撮影(2024年 ロイター)
David Shepardson Valerie Insinna Tim Hepher
[ワシントン 8日 ロイター] - 米運輸安全委員会(NTSB)は7日夜、離陸中に側壁の一部が吹き飛び緊急着陸したアラスカ航空の「737MAX 9」のプラグドアを発見したと発表した。
アラスカ航空機は5日にオレゴン州のポートランド国際空港を離陸し上昇中に機体の左側のプラグドアが破損し吹き飛んだ。同機はポートランド空港に引き返し、乗客171人と乗員6人は全員無事だった。
プラグドアは、学校の教師が住宅の裏庭で発見した。NTSBは原因究明には落下したプラグドアの回収が必須だとし、住民に協力を呼びかけていた。
NTSBのホメンディ委員長は、事故機のコックピット・ボイスレコーダー(CVR)は上書きされており、データを入手できなかったと説明した。現在CVRの録音時間の要件は2時間で、ホメンディ委員長は要件を25時間に拡大すべきとあらためて指摘した。