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加州、ウェイモとクルーズにSF市内でロボタクシー事業拡大を承認
8月10日、米カリフォルニア州公益事業委員会(CPUC)は、サンフランシスコ市内でアルファベット傘下のウェイモとゼネラル・モーターズ(GM)傘下のクルーズが「ロボタクシー」の事業を拡大することを承認した。写真はクルーズの自動運転車。サンフランシスコで2018年9月撮影(2023年 ロイター/Heather Somerville)
[サンフランシスコ 10日 ロイター] - 米カリフォルニア州公益事業委員会(CPUC)は10日、サンフランシスコ市内でアルファベット傘下のウェイモとゼネラル・モーターズ(GM)傘下のクルーズが「ロボタクシー」の事業を拡大することを承認した。これまで自動運転で一般の乗客を運ぶロボタクシーは提供エリアが限定されていたが、今後は全市内で営業できるようになる。
CPUCは事業拡大を認めるかどうかを決めるのに際して、住民や警察、専門家などから意見を聴取。多くの住民や警察、消防などは事故の危険や業務への悪影響などを理由に反対を表明した一方、一部の住民と専門家からは自動運転の安全性は十分担保され、ロボタクシー事業はサンフランシスコ経済の発展に資するとの見解が示された。
ウェイモのマワカナ共同最高経営責任者(CEO)は、今回の承認は「サンフランシスコにおける当社の商業的な事業が本当に始まったことを意味する」と述べた。
CPUCによると、ウェイモは最高で時速65マイル(約105キロ)までの速度と悪天候下での運転が許可される。クルーズの最高運転速度は時速35マイルに制限され、悪天候では運転できないという。