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テマセク、23年3月期は運用資産5.2%減 中国テックに期待

7月11日、シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスは、2023年3月期の運用資産が5.2%減の3820億シンガポールドル(2846億5000万ドル)になったと発表した。写真はロヒット・シパヒマラニ最高投資責任者(CIO)。シンガポールで撮影(2023年 ロイター/Edgar Su)
[シンガポール 11日 ロイター] - シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスは11日、2023年3月期の運用資産が5.2%減の3820億シンガポールドル(2846億5000万ドル)になったと発表した。
運用資産の減少は20年度以来。国際金融市場のボラティリティーが高まったことが背景。
同社は中国の金融会社アント・グループに投資。プン・チン・イー最高財務責任者(CFO)は、中国のテック部門の問題が解消されることを期待すると発言。規制当局による取り締まりが終了する兆しがあると述べた。
シンガポール国内への投資は底堅さを維持しているものの、海外への直接投資は過去2年間、評価額が減少しているという。
同社の運用資産は13年の2150億シンガポールドルから10年間で77.7%増加。22年3月期には過去最高の4030億シンガポールドルを記録した。
ロヒット・シパヒマラニ最高投資責任者(CIO)は「今年度は厳しいマクロ経済環境を踏まえ、慎重な投資スタンスを維持し緩やかなペースで投資する予定だ」とした上で「流動性ポジションは良好なため、市場が調整した際には投資を強化する用意がある」と述べた。
同社はシンガポールや中国など主にアジア地域に投資。シンガポールのDBSグループや中国建設銀行などの株式を保有している。
非上場資産の比率は53%で、13年の27%から上昇している。