ニュース速報
ビジネス
ノボノルディスクの肥満治療剤に「自殺リスク」 欧州医薬品庁が調査

7月10日、欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は、デンマークの製薬大手ノボノルディスクの肥満治療剤「サクセンダ」「オゼンピック」に「自殺を引き起こすリスク」があるとの報告を受け、調査を行っていることを明らかにした。写真はオゼンピック。米ユタ州 で3月撮影(2023年 ロイター/George Frey)
[10日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は、デンマークの製薬大手ノボノルディスクの肥満治療剤「サクセンダ」「オゼンピック」に「自殺を引き起こすリスク」があるとの報告を受け、調査を行っていることを明らかにした。
EMAはこの二つの薬剤に関連して、アイスランドの薬事当局が指摘した「自殺願望の事例2件」などの有害事象を調査。こうした副作用と、有効成分のセマグルチドやリラグルチドを含む薬剤が関係している可能性を調べている。
ノボノルディスクの薬剤「ウゴービ」と「オゼンピック」は糖尿病患者の体重管理に使用され、セマグルチドを含有。「サクセンダ」には、リラグルチドが含まれている。