ニュース速報
ビジネス
米ISM製造業景気指数、6月は20年5月以来の低水準 8カ月連続50割れ

米供給管理協会(ISM)が3日発表した6月の製造業景気指数は46.0と、前月の46.9から悪化し、2020年5月以来の低水準となった。拡大・縮小の分岐点となる50を下回るのは8カ月連続で、2008年のグレート・リセッション(大不況)以来最長。ロイターがまとめたエコノミスト予想の47も下回った。(2023年 ロイター/Jonathan Ernst)
[ワシントン 3日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が3日発表した6月の製造業景気指数は46.0と、前月の46.9から悪化し、2020年5月以来の低水準となった。拡大・縮小の分岐点となる50を下回るのは8カ月連続で、2008年のグレート・リセッション(大不況)以来最長。ロイターがまとめたエコノミスト予想の47も下回った。
ただ、製造業部門の価格圧力の低下のほか、輸送機器、機械、電気機器、家電製品・部品などの堅調な需要を反映し、一部の業種が力強さを保っていることも示された。
構成指数では、先行指標となる新規受注指数が45.6と、前月の42.6から改善した。
価格指数は41.8と、前月の44.2から低下。供給網の逼迫の大幅な緩和のほか、借入コストの上昇を受けた需要減退を反映した。
雇用指数は48.1と、51.4から悪化した。