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3M、「永遠の化学物質」巡り和解 米公共水道処理に103億ドル

6月22日、米複合企業スリーエム(3M)は、難分解性の高い化学物質である有機フッ素化合物(PFAS)に関連した水質汚染を巡る訴訟で、米公共水道事業者に103億ドルを支払うことで和解したと発表した。写真はミネソタ州メープルウッドで2020年3月撮影(2023年 ロイター/Nicholas Pfosi)
[22日 ロイター] - 米複合企業スリーエム(3M)は22日、難分解性の高い化学物質である有機フッ素化合物(PFAS)に関連した水質汚染を巡る訴訟で、米公共水道事業者に103億ドルを支払うことで和解したと発表した。
PFASは自然界で分解されにくいことから「永遠の化学物質」と呼ばれ、環境破壊や発がんリスクなど人体への影響が指摘されている。
3Mは13年間にわたり市町村などの公共水道事業者に資金を提供し、PFASの汚染検査・処理を支援するという。責任は認めなかった。
同社はPFASを巡り、依然として個人や州政府からの訴訟に直面している。