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マスク氏、テスラはインドに「多額投資」検討 モディ首相と会談

6月20日、テスラのイーロン・マスクCEOは、ニューヨークでインドのモディ首相と「非常に良い」会話をしたと述べ、可能な限り早期のインド進出を目指す考えを示した。写真はパリで16日撮影(2023年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[20日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は20日、インドのモディ首相が同社に多額の投資を働きかけており、近く発表があると述べた。ロイターのニュースパートナーであるインドの通信社ANIが伝えた。
マスク氏はANIに対し「モディ氏はインドに多額の投資を行うよう働きかけている。われわれはそのつもりだ」と語った。
インド外務省によると、モディ氏は国内の電動モビリティー分野や商業宇宙分野への投資を検討するよう促したという。
マスク氏はこの日、訪米したモディ首相とニューヨークで会談。記者団に対し「非常に良い」会話をしたと述べ、可能な限り早期のインド進出を目指す考えを示した。
また、インドを来年訪問する計画を明らかにした。
インド進出の予定について問われると「テスラがインドに進出することを確信しており、人間的に可能な限り早期に実現する」と語った。
インドには太陽光発電や定置型バッテリーパック、EVといった持続可能なエネルギーの未来に向けた可能性が大きくあると指摘。自身がCEOを務める米宇宙企業スペースXのインターネット接続サービス「スターリンク」をインドで導入したいとも述べた。
モディ氏は「イーロン・マスクさん、あなたに会えてよかった。エネルギーからスピリチュアルな問題まで、多面的な会話ができた」と会談後にツイッターに投稿した。
テスラ幹部は先月インドを訪問し、インド国内に自動車とバッテリーの生産拠点を設ける計画について政府関係者と協議した。
マスク氏は先月、今年末までに新工場の建設地を決める見通しだとし、インドは候補地として興味深いと述べていた。