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モルガン・スタンレーのゴーマンCEO、1年以内に退任へ

米金融大手モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)(64)は19日の株主総会で、1年以内に退任する意向を明らかにした。2022年12月撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid//File Photo)
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米金融大手モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)(64)は19日の株主総会で、1年以内に退任する意向を明らかにした。
ゴーマン氏は取締役会が後任の有力候補3人を選び、新CEOが決まれば自身が会長になると表明した。
モルガン・スタンレーの共同社長であるテッド・ピック、アンディー・サパースタインの両氏、投資運用責任者のダン・シムコウィッツ氏が後継候補者と広く予想されている。
RBCブルーベイ・アセット・マネジメントのシニア・コーポレート・アナリスト、ジョン・ガーネラ氏は「ゴーマン氏は指導層の強化、後継者候補の育成や登用に力を注いできた」とし、「戦略的な方向性に大きな変更はないと思われ、移行は比較的秩序立ったものになると思う」との見方を示した。
ゴーマン氏は2010年にCEO就任。以来約13年間にわたり、モルガン・スタンレーを資産管理大手に育て上げた。従来の強みだったトレーディングと投資銀行業務への集中を見直し、より多角的な企業に変えた。