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クライナー・パーキンスのシェイ氏退社、新ファンド設立へ=関係者

米シリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)企業クライナー・パーキンスでパートナーを務めていたウェン・シェイ氏が退社し、同社と台湾積体電路製造(TSMC)の支援を受けて新たな投資ファンドを立ち上げる。事情に詳しい複数の関係者がロイターに明かした。台南で2022年12月撮影(2023年 ロイター/Ann Wang)
[1日 ロイター] - 米シリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)企業クライナー・パーキンスでパートナーを務めていたウェン・シェイ氏が退社し、同社と台湾積体電路製造(TSMC)の支援を受けて新たな投資ファンドを立ち上げる。事情に詳しい複数の関係者がロイターに明かした。
シェイ氏が設立するのは、米国で人工知能(AI)やロボットなどハードウエアを手がけるスタートアップ企業向けに起業直後段階(アーリーステージ)で投資する「マター・ベンチャー・パートナーズ」。クライナー・パーキンスとTSMCを含めたリミテッド・パートナーから2億ドルを調達する協議を進めている。
カリフォルニア工科大学の2つの博士号を持つシェイ氏はクライナー・パーキンスに17年在籍し、中国のドローンメーカーのDJIと3Dプリンターのデスクトップ・メタルへの投資で主導的な役割を果たした。