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ボーイング、737MAXの納入一部中止 サプライヤーが問題報告
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4月13日、米航空機大手ボーイングは、主力機「737MAX」について、航空部品企業スピリット・アエロシステムズから品質に関する問題が報告されたため、一部の納入を中止したと発表した。写真は同社のロゴ。ブラジルのサンパウロで2018年8月撮影(2023年 ロイター/Paulo Whitaker)
[ワシントン 13日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは13日、主力機「737MAX」について、航空部品企業スピリット・アエロシステムズから品質に関する問題が報告されたため、一部の納入を中止したと発表した。未納入の737MAXの「相当」数に影響を及ぼし、短期的に納入減につながる可能性があるとしている。
影響を受けるのは「MAX7」、「MAX8」、「MAX8200」など一部の「737MAX」機種に加え、哨戒機「P─8ポセイドン」。飛行の安全性の問題ではなく、稼働中の機種は運航を続けられるとしている。
問題は、後部胴体と垂直尾翼を結合するスピリット製の2つの部品が、ボーイングに送られる前に正しく取り付けられていなかったというもの。MAX9などは別のサプライヤーの部品を使用しており、正しく設置されていた。
米連邦航空局は、差し迫った安全性の問題はないというボーイングの判断を認証したと発表。また該当する機種全てについて、納入前に検証を行うとした。
ボーイングによると、同社がスピリットから正式報告を受けたのは12日だが、問題は2019年から始まっていたと考えられている。ボーイングは、この問題によって影響を受ける機数をなお確認中だとした。