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バンガード、上海オフィス閉鎖 アントとの合弁から撤退へ=関係筋

2023年03月22日(水)15時16分

 3月21日、関係筋によると、米資産運用会社バンガード・グループは上海オフィスを閉鎖し、中国のアント・グループとの合弁事業から撤退する。写真はバンガードのロゴ。昨年6月、ニューヨーク証券取引所で撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[香港 21日 ロイター] - 関係筋によると、米資産運用会社バンガード・グループは上海オフィスを閉鎖し、中国のアント・グループとの合弁事業から撤退する。

6年前に進出した中国市場から完全撤退することになる。同社は中国で野心的な事業拡大を計画していたが、約2年前に方針を転換し、資産運用部門の設立を見送っていた。

アントはバンガードとの合弁事業について「通常通り業務を続けている」と表明。バンガードのコメントは取れていない。

バンガードは同合弁事業に49%出資している。

関係筋によると、アントは撤退計画について知らされており、バンガードの持ち分を取得することを検討している。

中国では近年、米国のブラックロックやフィデリティが事業を拡大している。

関係筋によると、バンガードは上海のオフィスも閉鎖し、現地のスタッフを解雇する。上海市政府に計画を通知したという。

ロイター
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