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香港・シンガポール当局、クレディ・スイスの業務は「通常通り」

香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)と香港証券先物委員会(SFC)は20日、クレディ・スイスの香港での業務は通常通り行われ、顧客は預金にアクセスできると発表した。写真は3月16日、香港で撮影(2023年 ロイター/Tyrone Siu)
[香港 20日 ロイター] - 香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)と香港証券先物委員会(SFC)は20日、クレディ・スイスの香港での業務は通常通り行われ、顧客は預金にアクセスできると発表した。
スイスの金融大手UBSは19日、経営不安が強まっていた同業クレディ・スイスを買収すると発表した。
HKMAは「クレディ・スイス香港支店の総資産は約1000億香港ドルで、香港の銀行セクターの総資産の0.5%未満だ」とし、域内銀行セクターへのエクスポージャーは「重大ではない」と説明した。
HKMAとSFCはスイス当局と緊密に連絡を取り合い、金融市場を注意深く監視していくと表明した。
シンガポール金融管理局(MAS、中銀)も20日、クレディ・スイスの業務が何の制限もなく継続されると述べた。同行の買収が国内銀行システムの安定性に影響を与えることはないとした。