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実質消費支出、1月は前年比0.3%減 3カ月連続のマイナス

3月10日、総務省が発表した1月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年比0.3%減となった。都内の果物店で3日撮影(2023年 ロイター/Androniki Christodoulou)
[東京 10日 ロイター] - 総務省が10日発表した1月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年比0.3%減となった。消費支出の前年比減は3カ月連続。ロイターの事前予測調査では同0.1%減と予想されていた。季節調整済み前月比では2.7%増だった。
SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは「物価高騰に伴う節約の動きで前年比マイナスが続いた。名目支出は前年比プラスで、物価が上がって家計の支出そのものは増えているが、実際に買えている量は少ない」としている。
総務省によると、1世帯あたりの支出額は30万1646円で、名目ベースでは4.8%の増加だった。
項目別では、設備修繕や家賃地代などの住居が前年比12.1%減となったほか、教育が9.6%、家具・家事用品が9.1%、保健医療が7.1%減少した。
一方、教養娯楽への支出は前年比18.6%、電気代などの光熱・水道は5.3%それぞれ増えた。
*総務省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。