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海運マークス、コンテナ需要予測を下方修正 景気後退リスク

2022年11月04日(金)14時31分

 11月2日、海運グループのマースクは、世界的な景気後退リスクを背景に輸送・物流需要が鈍化すると警告し、今年のコンテナ需要予測を下方修正した。写真はバルセロナで3日撮影(2022年 ロイター/Albert Gea )

[オスロ 2日 ロイター] - 海運グループのマースクは2日、世界的な景気後退リスクを背景に輸送・物流需要が鈍化すると警告し、今年のコンテナ需要予測を下方修正した。

ソレン・スコウ最高経営責任者(CEO)は声明で「貨物運賃がピークを過ぎ、正常化が始まったことは明らかだ。需要の減少とサプライチェーンの混乱緩和の双方が背景だ」と表明。

「ウクライナ戦争、欧州のエネルギー危機、高インフレ、世界的な景気後退リスクを受けて、地平線に多くの暗雲が立ち込めている」と述べた。

同社は今年の世界のコンテナ需要が2─4%減少すると予測。現在の景気減速が来年に入っても続くとの見通しを示した。従来予測は1%減─1%増のレンジ下限付近だった。

同時に発表した第3・四半期の実質ベースの利払い・税・償却前利益(EBITDA)は108億6000万ドルと、前年同期の69億4000万ドルから増加。同社がまとめた市場予想の97億8000万ドルを上回った。

売上高は37%増の227億7000万ドル。コンテナ積載量は前年比7.6%減だった。

今年の実質ベースのEBITDAが370億ドル前後になるとの予測は据え置いた。

ロイター
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