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北朝鮮、核実験実施含めさらなる挑発行為の可能性=官房長官

松野博一官房長官は26日午前の閣議後会見で、北朝鮮が25日に弾道ミサイルを発射したことを踏まえ、北朝鮮の軍事動向は平素から重大な関心をもって情報収集・分析に努めているが、「今後、核実験の実施を含めさらなる挑発行為に出る可能性はある」と指摘した。資料写真、2021年10月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 26日 ロイター] - 松野博一官房長官は26日午前の閣議後会見で、北朝鮮が25日に弾道ミサイルを発射したことを踏まえ、北朝鮮の軍事動向は平素から重大な関心をもって情報収集・分析に努めているが、「今後、核実験の実施を含めさらなる挑発行為に出る可能性はある」と指摘した。時期など詳細の説明は困難だが、米国などと緊密に連携して情報収集に全力を挙げ、いわゆる反撃能力も含め防衛力の抜本的な強化に取り組む意向を示した。
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は25日、ロシアがウクライナに対し核兵器使用に踏み切った場合、米国は「断固たる対応」を取ると表明し、ロシアに「破滅的な結果」がもたらされると警告した。この警告に関し、日本は米国の核使用を容認しているのかとの質問に対し、松野長官は、仮定の質問に答えるのは差し控えるとした。また、ロシアによる核兵器使用の可能性を深刻に懸念しており、「威嚇も、まして使用もあってはならないということを強く訴えていきたい」と語った。
松野官房長官は10月11日から水際措置を見直し、現在1日5万人の入国者数の上限撤廃、個人旅行解禁、査証の免除措置の再開、国際線の受け入れ拡大などを行うと述べた。同時に観光支援策「全国旅行支援」を当面12月下旬まで実施し、来年1月末までのイベントを割引の対象とする措置も始めるとした。