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米上場企業、役員報酬と業績の関係開示へ SECが新ルール承認

8月25日、米証券取引委員会(SEC)は、国内上場企業に役員報酬と会社業績の関係を開示するよう義務付けるルール案を承認した。写真は米首都ワシントンのSEC本部。2021年5月撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)
[ワシントン 25日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)は25日、国内上場企業に役員報酬と会社業績の関係を開示するよう義務付けるルール案を承認した。
企業は、直近の5決算年度の役員報酬と業績指標をまとめた表の開示が義務付けられる見通し。
SECの発表文によると、米上場企業はまた、各業績指標と最高経営責任者(CEO)の報酬との関係を、他の役員の場合と比較して明確に説明するよう求められる。
ゲンスラーSEC委員長は、新ルールによって株主は、経営陣の報酬方針に関する各社の意思決定を評価しやすくなるとした。
新たなルールでは、企業は株主還元の総額、同業他社の株主還元額、純利益、自社で選んだ業績指標を報告することが求められる。
新ルールは、連邦政府の官報に公示されてから30日後に発効するが、いつ官報に掲載されるかは不明。