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カナダ小売売上高、6月は予想以上に増加 7月は小幅減も

カナダ統計局が19日発表した6月の小売売上高は前月比1.1%増加し、ロイターがまとめた市場予想の0.3%増を大幅に上回った。写真はオンタリオ州ブランプトンの商業施設で2020年11月撮影(2022年 ロイター/Carlos Osorio)
[オタワ 19日 ロイター] - カナダ統計局が19日発表した6月の小売売上高は前月比1.1%増加し、ロイターがまとめた市場予想の0.3%増を大幅に上回った。ガソリン価格の高騰や自動車ディーラーの販売好調が押し上げた。
一方、7月は速報値で0.2%減となった。主にガソリン価格の下落が要因とみられるものの、 カナダ銀行(BOC、中央銀行)の一連の利上げを受けた消費鈍化も示唆していると、エコノミストは指摘する。
デジャルダン・グループのマクロ戦略部門責任者、ロイス・メンデス氏はリサーチノートで「カナダ国民は高インフレと金利上昇の両方から影響を受けている。小売売上高の伸びが減速し始めても、さほど驚きではない」と語った。
中銀は7月に予想よりも大幅となる100ベーシスポイント(bp)の利上げを実施した。9月の次回会合では少なくとも50bpの追加利上げを実施すると予想されている。