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JPモルガン、純金利収入予測を上方修正 利益率目標も早期達成へ
米金融大手JPモルガン・チェースは18日、2022年のコア純金利収入が530億ドルに達すると予測した。従来予測から30億ドル上方修正した。写真は2021年3月、ニューヨーク市で撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)
[18日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースは18日、2022年のコア純金利収入が530億ドルに達すると予測した。従来予測から30億ドル上方修正した。
ジェレミー・バーナム最高財務責任者(CFO)は、有形自己資本利益率(RoTE)17%という目標について、多くのアナリスト予想よりも1年以上早い23年に達成することが可能だと表明した。
第1・四半期のマーケット部門の収入が予想を上回るとの見通しも示した。ただ、非常に好調だった前年同期の水準は依然として「10%強」下回っているという。
クレディ・スイス主催の会合で明らかにした。
純金利収入の見通しは、米連邦準備理事会(FRB)が今年6回の利上げを実施するとの予測に基づいている。1月時点の従来予測は3─4回の利上げを前提していた。融資の伸びが寄与するという。
同CFOは、債券トレーディングのボラティリティー上昇でマーケット部門の収入見通しが改善しているとも発言。市場が金融政策の見通しに反応し、長短金利に影響が出ることが一因という。