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米ADP民間雇用、3月は51.7万人増 娯楽・接客の伸び目立つ

3月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が51万7000人増加し、前月の17万6000人から伸びが大幅に拡大した。写真は昨年5月、マイアミのレストランに貼られた求人の広告(2021年 ロイター/Marco Bello/File Photo)
[ワシントン 31日 ロイター] - 企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが31日に発表した3月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が51万7000人増加し、前月の17万6000人から伸びが大幅に拡大した。
新型コロナウイルスワクチンの接種が進む中、レジャー・接客業中心に幅広い業種で採用の動きが加速した。ロイターのエコノミスト予想は55万人の増加だった。
PNCフィナンシャルのチーフエコノミスト、ガス・ファウチャー氏は「昨年の終盤から今年の初頭にかけて雇用の伸びがさえなかったものの、ここにきてワクチン接種の増加や刺激策のおかげで労働市場は持ち直しつつある」と指摘。「需要減や規制の影響を受けてきたサービス業で特に戻りの動きが強まっている」と述べた。
業種別ではレジャー・接客が16万9000人増と前月の5万1000人から伸びが3倍以上に拡大。建設は3万2000人、製造業は4万9000人伸びた。
4月2日に発表される3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが65万人と、前月の37万9000人を大幅に上回る見通し。失業率も6%に改善すると予想されている。
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